2017年1月26日木曜日

それぞれのかたち展 2016

おかげさまで当ギャラリーをオープンして4年目に突入しました。
2016年12月から3周年企画として最初に企画、展示をお願いしました
国画会会員による「それぞれのかたち展」の第2回目企画です。
作家、作品についてご案内します。
コメントは個人的な感想です。
順不同、敬称は略しています。

2016年12月6日(火)~2017年1月15日(日)


大沼映夫  トリ年  3号変形
東京藝大名誉教授
現在 宇都宮文星芸大副学長

今年の干支酉年にちなんだこの作品は
小品ではありますが、
スケールの大きさを感じさせてくれました。

田代甚一郎   雑木林   F6 油彩

絵をゆっくりと見ていると
鳥のさえずり、足元の植物、葉っぱの上を虫が歩いているかも・・?
田代甚一郎   林の向こうに   F6 油彩

もう一つ作品をゆっくりと眺めてみる。
やっぱり鳥がいるようです。(多数の目撃)
日差しの暖かさも感じられました。

寺田和幸   自然観察方法   F50

点と線が重なり、繋がりあいながら形を変え画面の中に迷い込む。
休息する線、うごめく線、これらが引き合い、反発しながら有りえる形
へと変化する。素材と素材がぶつかり合い表情を変えていく。
いつも思いもかけないさまざまなことに遭遇しながら
楽しんで絵を描いている。

再び作家の文章を引用してしまいました。
絵を描く人、皆さんに伝えたい文章です。


福井路可   雨の景   F30 ミクストメディア

雨が降る。風が吹く。 海に、大地に。
見るほどに魅せられる。

そしてまた、二十数年前の東京都美術館で
この作家の作品に出合った時の瞬間に引き戻される。

福井路可   雨の景   F6
風の景  F6

雨の景部分

坂谷和夫  絵馬 (暗き空に) F4   絵馬(純色の空に)F8

絵馬(純色の空に) F25

美しく、高貴な絵馬の作品です。
今年も無事に良い一年でありますようにと
思わず、願ってみるのでした。

絵馬(純色の空に)F8   絵馬(おぼろな空に)F4


大内田敬 白鳥たちのレッスン  F40  油彩
油絵を描くならこんな風に
贅沢な画面を創りたい・・。
油絵を飾るならこんな風に
贅沢な絵を飾りたい・・。
舞台袖  F6
星の華  SM       太陽の花  F3  


田中いっこう   天使の忘れ物   F30    油彩

画面の中に天使が表れてくるようにも思えますが・・。

天使の忘れ物  F3   天使の忘れ物  SM

松岡滋   ビンの静物
いつもの平穏な日常
その平穏な佇まいを象徴するように
様々な形の瓶がしっかりと立っています。

何気ないものを描く・・難しいです。
青いビン① F4            青いビン②  F4

松岡滋   卓上静物